概要
「PHPプログラム本体をPHPのホームページからダウンロードし、WindowsでPHPプログラムにパスを通す。そのあと簡単にPHPを使ってみる。」
PHPをダウンロードします
https://www.php.net/downloadsの「Current Stable PHP XXX」の「Windows downloads 」をクリックします。(2020年8月時点)
余談ですが、「PHP」と検索してもすぐにPHPのホームページが出てきません。PHPの活用情報のほうがSEOが高いということでしょうか?「php.net」と調べると「https://www.php.net」がすぐ出てきます。
ダウンロードするのはZIPファイルです。どのZIPファイルをダウンロードすればいいのでしょうか?
私の結果として、これを書いている時点では「VC15 x64 Non Thread SafeのZIPファイル約24MB」をクリックして、ZIPファイルをデスクトップに保存しました。
使っているパソコンが32ビットか64ビットかわかりますよね?私は64ビットです。だからx64です。
さらに難しい言葉が続きます。「Non Thread Safe」と「Thread Safe」…意味が分かりませんね。調べましたが「果たしてサクッと使いたいのに知らなきゃいけないことなのか?」と疑問に思いました。よってほとんど無視しましたが、少し調べました。
正直なところ、「ちゃんと」はわからないです。こちらを参考にさせてもらいました。ありがとうございます。
【超初心者向け】PHPをインストールする方法(Windows 7)
https://qiita.com/rebi/items/577a18241236c66b983f
マルチスレッド……。個人的にはどっちでもいいのかなと思います。「プログラミングやパソコンを使って個人の人生をちょっとだけ効率的に!」というモットーで動ていますので。
なのでNon Thread Safeをダウンロードしました。
ZIPファイルを展開、移動します
ダウンロードしたZIPファイルを展開してください。
そのあと、私は展開したフォルダ名を「php」に変更しました。
展開したファイルはどこでもいいですが、私はCドライブの直下に移動しました。
パス(Path)を通します
パスを通す概念
パス(Path)を通して、Windowsでphpコマンドが使えるように、ブラウザでPHPが動くようにします。「パスを通す」というこの概念がわかりにくい人もいるかもしれません(私です)。
抽象的にはわかりますが、具体的に説明できません。「WindowsにPHPを教えてあげる」という感じでしょうか?橋渡し的な?
やる必要がないけど…。
これはやる必要がないですが、やれば「パス(Path)を通す実感」が湧くと思います。
コマンドプロンプトを開いて「php -v」を実行してください。「そんなものありません」と言われると思います。コマンドプロンプトを一度閉じます
ここからがパスを通す方法です
- PHPフォルダをshift押しながら右クリックします。
「パスのコピー(A)」をクリックします。 - 次に「システムの詳細設定」というものを開きたいのですが、いくつか方法があり、2つ紹介します。
- Windowsキーを押しながらRを押して、ファイル名を指定して実行で「sysdm.cpl」を入力してOK。
システムのプロパティの「詳細設定タブ」をクリックします。 - Windowsキーを押しながらとpauseキーを押します(パソコンメーカーによってはfnキーも必要かもです。)
左ら辺に「システムの詳細設定」をクリックします。
- 「環境変数」をクリックする。
- 「システム環境変数(S)」内をスクロールして「変数:Path」を探し、ダブルクリックします。
- 編集画面が立ち上がるので「新規」をクリックし、さっきコピーしたものを貼り付けます。おそらく「C:\php」です。OKをクリックしてください。
一連の流れで表示した各ウィンドウはOKで閉じます。
この段階でうまくいっていれば、コマンドプロンプトを開いて「php -v」を実行するとPHPのバージョンが表示されることでしょう。
これであなたのWindowsパソコンでPHPプログラミング言語が使えるようになりました。他の言語と比べて「インストール」という緑のメーターが表示されることがなかったと思います。
すごくシンプルな感じがして、準備しやすい。こういうものが私は好きです。「シンプルでわかりやすいこと」とても大事です。
PHPを使ってみよう!
まずはテストファイル、テストコードを作成しましょう。
最初はメモ帳でもOKですので、拡張子phpでファイルを作成します。文字コードはUTF-8です。わかりやすくデスクトップにtestフォルダを作成しその中にファイルを作成しましょう。
test.php
<?php
echo "はじめてのPHPプログラミングです。";
phpinfo();
?>
前後の「<?php~?>」はとても重要です。これがないとphpは動きません。必ず書きましょう。
準備ができました。
PHPをコマンドで使ってみよう!
テストフォルダをカレントディレクトリにし、コマンドプロンプトを開く。
「php test.php」を実行します。
コマンドプロンプト
省略\test>php test.php
プログラムの処理が正しいかどうか確認するときに利用することが多いです。コマンドプロンプトにはエラーも表示されるのでヒントになります。
PHPをWebで使ってみよう!
Web(ブラウザのこと)でPHPを実行させるにはhttpサーバーを通してtest.phpを開く(読む)必要があります。
test.phpファイルをただブラウザで開いてもアドレスバーが「file:///C:/Users—-/test/test.php」となり、何も表示されません。
PHPでビルトインサーバーを起動する方法
PHPにはhttpサーバーの機能が備わっていますので、そのサーバー機能を起動し、http越しにファイルを開くことでPHPを表示することができます。
余談ですがこれを「ビルトインサーバー」と言います。この言葉を忘れたら「簡易サーバー」と呼んでもいいでしょう。
【ビルトインサーバー(簡易Webサーバー)を起動する方法】
(PHPのバージョン5.4.0からの機能らしい。今から始める人は気にする必要なし!)
起動したいフォルダでコマンドプロンプトを開く(またはコマンドプロンプトで対象フォルダまで移動する)。今回はtestフォルダですね。
Google検索「php 実行環境 サーバーなし」
PHPをコマンドラインで実行して簡易ウェブサーバーを立ち上げる
https://web改善事例.com/php-web-server/
コマンドを実行する
php -S 127.0.0.1:8080
個人的には「127.0.0.1」を「localhost」に変えて実行してます。
php -S localhost:8080
ちなみにIPアドレスを指定すると他のパソコンからアクセスできます。(すごい!)
php -S 192.168.0.3:8080
これでカレントディレクトリ(コマンドプロンプトが今操作しているフォルダのこと)をドキュメントルートとしてhttpサーバーが立ち上がります。(正直すごいです。感動です。はい!素人です笑。)
この状態でURLアドレス「localhost:8080/test.php」を開くと、なにやら書いたものが実行されます。
サーバーを停止するにはターミナル(コマンドプロンプト)上で「ctrl+c」を押します。
私も久しぶりに今回ビルトインサーバーを使ったので、勘違いというか凡ミスしたところがあります。要は「phpはサーバーを通す、http通信が必要」これ自体を忘れていましたので、ちょっとだけ焦りました。論外ですね悲笑。
「ファイルをクリックするだけではPHPは動きません。サーバーを通しましょう。」
index.htmlはあったほうがいいよ!
test.phpだけでは味気ないので、ドキュメントルートと言ったら「index.html」ですね!
testフォルダにindex.htmlを置いておけば、「localhost:8080」とアクセスするだけでindex.htmlが表示されます。
PHPでいろんなことができそうですね!