橘玲著の「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」を読んだ。
ちょっとこころに余裕ができた。
最後のあたりにも記載ある通り、私も同じ考えだからこの本のタイトルが気になって、中身も面白く一気に読んでしまった。違いは著者は名を挙げており、私は凡人ということである。
「私も同じ考えだから…」については答えが本書に書いてある。
本書の結論はシンプルだが、「なぜその結論に至るのか?」が世界中の研究を例にして理由が書かれている。情報に関しては本書に限らず、ワイドショーの一片でもなんでもそうだが、鵜呑みにするかしないかは本人次第である。
結論の理由がわかれば行動しやすい。行動に理由を持たせることができる。それに誰もが経験していたり、思ったことがあるような事柄の記載があるので読みやすい。(この思考の流れも本書に書かれているか、ヒントがある笑。)
普段思っていること
世界は一部の人で作られており、この本で言うなら、言語処理、数学的処理能力の高い人たちがそれをしていて、その大半が高給取りである。それ以外は私も含めて劣勢遺伝子で、手足を動かして簡単な読み書きができればそれなりに生きていける世界ということ。うん、確かに残酷だ。
ビルゲイツの真似をしてもしょうがないし、youtubeやfacebookを作ろうとしてはいけないのだ。だれもイチローや中田英寿にはなれない。
RubyOnRailの開発者のこちらの記事に似ている。「僕たちの大半は1億、いや2000万あればハッピーだよね!?」私はこの記事を何度も読み返している。
「Ruby on RailsのDavid Heinemeier Hanssonが語るお金と幸福の関係 – ログミーBiz」
https://logmi.jp/business/articles/6034
ネットが人間を自然に返そうとしている?
これは私が常々思っていること。みんなネットをただ見るだけに時間を費やすのではなく、見てもらうはたらきをすればいいのにと思っている。とてももったいない。
それらをせずに「あの人はどうだ」とか会社で「同僚の陰口をたたく」のは非生産的である。もったいない。個人的こじつけだが、こういう人たちのことも本書の内容に関連すると勝手に紐付けている。本書を勝手に膨らませれば、ちょっとこころに余裕ができた。
成功者は、成功していないときも同じことを口にするだろうか?
「私は納豆を食べていたから成功しました!」こんな極端で相関なさそうなことも成功すれば言えるのである。
「ロングテールの中にショートヘッドを見つける」
本書引用
私はこれを「お山の大将理論」と自分でしっくりくるように置換しました。
それはとにかくスコープのなかでナンバー1ということだと思います。
スコープは自分で作れます。
スコープとは、町内会でもいいし、ネットのニッチなカテゴリーでもいい。キーワード検索を単語を10つ並べてもいい。もちろんいけるんなら業界まるごとを自分のテリトリーにしていい。
ただサザンオールスターズやトヨタがいてはダメだ。彼らはショートヘッド中のショートヘッドだ。彼らは才能と方法論と歴史がずば抜けている。自己啓発では「君もそうなれる!超えていける!」など書かれていそうだが、そうではないということ。
「やってもできない」のだ。
本書引用
スコープを自分で見つける。または好きなことをスコープにする、と言ったところだ。
町内会の中小企業、または隣町までの中小企業のHP制作を月一件3万円で請け負えば、ものすごい収入になると思う。
答え(自分なりの)
「まず作れ!」を実践します。これは本書を自分に置き換えた場合です。好きなこと?伝えたいこと?それを制作物に具体化して、それをPDCA回して運用していくということです。自分のキラーコンテンツだといいましょうか?いま死ぬなら世界またはその一部に何を伝えたいかです。(家族への感謝とかそういうのではなく。)